
日本のウェディングドレス選びは、レンタル・購入・中古の3択が基本です。 ほとんどの花嫁が選ぶレンタルは費用の予測が立てやすく、アフターケア不要という利点があります。一方、世界に一着だけの一着を求めるなら購入、費用を抑えながら選択肢を広げたいなら中古という方法もあります。自分の挙式スタイルと予算を軸に、3つの選択肢を正確に比較しておきましょう。
レンタル・購入・中古の費用早見表(2026年)
| 方法 | 費用の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 式場提携レンタル | 10〜30万円 | 持ち込み料不要・サポート手厚い |
| 外部ショップレンタル | 7〜20万円 | 選択肢が広い・持ち込み料が発生する場合あり |
| 既製品購入(国内ブランド) | 20〜60万円 | 手元に残せる・サイズ調整必要 |
| オーダーメイド購入 | 40〜200万円以上 | 完全オリジナル・製作期間3〜6か月 |
| 中古・リユース購入 | 3〜15万円 | 費用を抑えられる・状態確認が必須 |
ゼクシィ結婚トレンド調査2024年版によると、挙式を含む結婚式の総額平均は343.9万円、招待客平均は52.0人です1。衣装費はこの総額のうち大きなウェイトを占める費用項目のひとつです。
レンタルが主流である理由
日本の花嫁の大多数がドレスをレンタルするのは、利便性とコストのバランスが優れているためです。 式場に衣装室が併設されているケースが多く、当日のお直しや着付けがスムーズに行えます。
レンタルの主なメリットは次の通りです。
- 着用後のクリーニング・保管が不要(返却するだけ)
- トレンドの最新デザインを試しやすい
- 汚損・破損時の補償が含まれることが多い
- 試着から決定まで専任スタッフがサポートしてくれる
- 持ち込み料が発生しない(式場提携の場合)
レンタル費用の相場は、ドレスの素材やブランド、式場のランクによって大きく幅があります。一般的なウェディングドレスのレンタル相場は、式場提携で10〜30万円、外部ショップで7〜20万円程度とされています2。
ただし、式場が提示するカタログ掲載価格にはヘアアクセサリー・グローブ・ベールなどの小物が含まれていないことがほとんどです。小物一式を加算すると実際の支出はカタログ記載価格より3〜8万円増えることが多いため、見積もり時は必ず確認しましょう。
ドレス選びの全体像はウェディングドレスの選び方ガイドで整理しています。
購入を選ぶべき場面とは
ドレスを購入するのが有利なのは、複数回着用する予定がある場合や、オーダーメイドで自分だけの一着を求める場合です。 フォトウェディングと挙式を別日で行う方、二次会にも着用したい方などは購入がコスト的に合理的になります。
購入の種類と特徴を整理すると以下のようになります。
既製品購入(国内ブランド) 国内のウェディングドレスブランドやセレクトショップで購入する方法です。20〜60万円が一般的な価格帯で、サイズ調整(補正)費用が別途3〜5万円かかることが多いです。
オーダーメイド(フルオーダー・セミオーダー) デザイナーとともに一から作り上げるフルオーダーは40万円以上が目安で、著名なブランドでは100〜200万円を超えることもあります。セミオーダーはベースデザインをカスタマイズする形で、20〜50万円程度が相場です。
海外ブランドの購入 欧米ブランドのウェディングドレスを輸入購入する場合、ブランドの価格帯にもよりますが30〜150万円程度の幅があります。関税・輸送費・仕上げの国内費用が別途かかります。
購入の場合、持ち込み料が発生するかどうかを必ず式場に事前確認してください。式場によっては外部からの持ち込みを制限していたり、1着あたり3〜10万円の持ち込み料を設定している場合があります。
中古・リユースドレスという選択
中古ドレスは費用を大幅に抑えながら、定価では手が届かないハイブランドのドレスを着られる可能性があります。 3〜15万円の予算でも選択肢が広がり、フォトウェディングや少人数婚に向いています。
中古ドレスを選ぶ際のポイントは以下の通りです。
- 状態の確認を徹底する:黄変・汚れ・縫い目のほつれを実物で確認。写真だけでの購入はリスクが高い。
- クリーニング・補正費用を見込む:クリーニングは2〜5万円、補正は1〜3万円が目安。購入価格に加算して総額で比較する。
- サイズの許容範囲を確認する:ウェディングドレスは大きくすることより、小さくすることの方が補正しやすい。
- 信頼できるショップで購入する:専門リユースショップはクリーニング済みで状態保証があるものが多い。
フリマアプリでの購入は価格が安い反面、クリーニング状態や補正の可否が不明なケースがあります。購入前に出品者に詳細を確認するか、手数料を払ってでも専門ショップを活用することを検討しましょう。
式のスタイル別・おすすめの選び方
神前式・チャペルウェディング・フォトウェディングでは、ドレスの使い方が異なります。
チャペルウェディング(教会式) 挙式から披露宴まで同じドレスを着続けることが多く、レンタルが最もスムーズです。挙式ではホワイト・オフホワイト系、披露宴のお色直しでカラードレスへの着替えを検討する方も多くいます。お色直しのカラードレス選びは、ドレスの色と肌色のバランスを試着で確認しながら決めるのがおすすめで、人気色や肌映りの考え方はカラードレス・ドレスの色の選び方で詳しく解説しています。
神前式(しんぜんしき) 神前式では白無垢(しろむく)や色打掛(いろうちかけ)などの和装が正式な装いです。多くのカップルは神前式を和装で行い、その後の披露宴や二次会でウェディングドレスに着替えます。和装とドレスを両方着用する「和洋折衷」のスタイルはレンタルで対応しやすく、式場の衣装プランに組み込まれていることが多いです。神前式の流れや衣装マナーについてはクラスターハブで詳しく解説しています。
フォトウェディング・前撮り 挙式なしでフォト撮影のみを行う場合は、費用対効果の面で中古または購入を検討する価値があります。撮影スタジオやロケーション撮影専門のショップではレンタル費用が比較的抑えられていることもあります。
費用を抑えるための7つのポイント
ドレス費用の総額は工夫次第で5〜10万円の節約が可能です。 以下の方法を組み合わせてみてください。
- 複数ショップで試着・見積もりを比較する:最低でも2〜3か所は回る
- シーズンオフ(1〜2月・7〜8月)に挙式日を設定する:式場が値引きキャンペーンを実施しやすい時期
- 式場提携ドレスの中から選ぶ:持ち込み料がかからない分、外部より安くなるケースがある
- 小物をセット購入ではなくセレクトする:不要なアクセサリーを外すだけで数万円の差になる
- 試着前に自分のシルエット希望を絞り込む:無駄な試着を減らし、決断を早める
- サンプルセール(展示品処分)を狙う:ブランドドレスが半額以下になることもある
- 親族・友人からの譲り受けを検討する:クリーニング・補正のみで着用できる場合がある
試着・ドレス決定までのスケジュール
ドレス選びは挙式の6〜12か月前から始めるのが理想です。 人気デザインは試着枠がすぐに埋まります。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 挙式12〜10か月前 | ドレスのイメージを固める(SNS・雑誌でリサーチ) |
| 挙式10〜8か月前 | 複数ショップで試着開始 |
| 挙式8〜6か月前 | ドレス・小物を決定・予約 |
| 挙式6〜3か月前 | 仮縫い・サイズ調整(購入の場合) |
| 挙式1か月前 | 最終フィッティング確認 |
| 挙式当日 | 着付け・ヘアメイクと連携 |
オーダーメイドは製作に3〜6か月かかるため、少なくとも挙式の10か月前には決定しておく必要があります。予算・スタイル・着用シーンを事前に整理してから試着に臨むと、決定がスムーズになります。試着当日の持ち物やチェックポイントはウェディングドレスの試着ガイドで詳しく解説しています。
まとめ:選び方の基準はこの3点
ウェディングドレスの選択はレンタル・購入・中古のいずれかを直感で決めるのではなく、次の3点を軸に考えると後悔しにくくなります。
- 挙式スタイル:神前式なら和装優先、チャペルならドレスが主軸
- 着用回数:1回限りならレンタル、複数回なら購入が経済的
- こだわりの強さ:世界に一着だけのドレスへのこだわりがあれば購入・オーダー
Anatoleのウェブ招待状では、ウェディングドレスの写真を招待状のカバーに設定することができます。ドレス選びが決まったら、ゲストに伝わる招待状作りにも取り組んでみてください。
出典・参考文献
Footnotes
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リクルートブライダル総研, ゼクシィ結婚トレンド調査2024年版(全国推計), 2024年10月25日発表. https://souken.zexy.net/research_news/marriage-wedding/trend.html ↩
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ウィキペディア日本語版, レンタルドレス, 閲覧2026年6月. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%AC%E3%82%B9 ↩