
二次会の会費は男性7,000〜10,000円、女性5,000〜8,000円が目安で、受付で現金を手渡すのが一般的な作法です。会費はご祝儀とは性質が異なり、あくまで飲食・会場・景品などの実費を分担するための参加費です。金額の根拠と支払いのマナーを知っておくと、当日の受付でもたつかずに済みます。
二次会の会費相場|男女・会場別
会費の全国平均は一人あたり5,353円という調査結果があり、ゲストが「出せる」と考える金額も5,000円が最多です1。実際の会費はこの平均を軸に、会場の種類と居住エリアの2つで大きく変動します。レストランやホテルのバンケットを使う場合は飲食単価が上がるため会費も高めに設定され、カジュアルなバーやカラオケ店なら費用を抑えられます。
会費はあくまで実費を分担する参加費のため、会場のグレード別に幹事が設定する目安は次のように整理できます。
| 会場タイプ | 男性の目安 | 女性の目安 |
|---|---|---|
| ホテルバンケット・高級レストラン | 10,000〜12,000円 | 8,000〜10,000円 |
| レストラン(中〜上位) | 7,000〜10,000円 | 5,000〜8,000円 |
| バー・カジュアルダイニング | 5,000〜7,000円 | 4,000〜6,000円 |
| カラオケ・ゲームバー | 3,000〜5,000円 | 3,000〜5,000円 |
この表は会場の実費から逆算した設定の目安であり、カジュアルな会場が中心の調査平均より高めのレンジになっています。実際の相場感は会場選び次第である点に留意してください。
男女で会費に差をつける習慣も根強く残っています。女性はドレスや美容院など当日の出費が男性より多い点を考慮したもので、調査では会費を「男性が高い」と設定したカップルが約半数を占めます1。差額は1,000〜2,000円程度が多数派です2。それ以上の差をつける場合は、会費設定の理由を案内で添えると親切です。
都市部と地方の比較でも差が出ます。同じ調査では会費の地域平均が最も高い首都圏(約5,458円)・関西(約5,864円)と、最も低い九州・沖縄(約3,914円)・東北(約3,971円)の間に2,000円超の開きがあり、会場の賃料と飲食単価が高い大都市圏ほど会費が上がる傾向が確認できます1。
会費の内訳|何に使われるのか
会費は実費の山割りです。幹事は下記のコストを積み上げて人数で割り、金額を決めます。
- 会場費(貸切料・入場料): 総費用の30〜40%を占めることが多い
- 飲食費(フード・ドリンク): コース料理かビュッフェかで大きく変わる
- 景品・プレゼント費: ゲームの景品や新郎新婦への記念品
- 音響・照明・装飾費: DJ、プロジェクター、装花など演出系
- 消耗品・印刷費: 席次表、ゲームの備品など
適切な会費の目安は「一人あたりの飲食費 × 1.3〜1.5倍」です。利益を出す目的ではないため、余剰金が出た場合は新郎新婦へのプレゼントに充てるか、返金するのがマナーです。
二次会全体の費用感については結婚式二次会の完全ガイドでまとめています。流れや演出の費用感も含めて確認したい方はあわせてご覧ください。
支払い方法と当日の受付マナー
現金払いが原則
受付での現金払いが最も一般的です。お釣りが出ないよう、事前に小銭まで含めてぴったりの金額を準備しておくのが鉄則です。幹事は大人数の現金管理をするため、両替の手間をかけさせないことが心遣いになります。
支払い時の手順は次のとおりです。
- 受付に到着したら名前を告げる
- 封筒または小袋から現金を取り出して手渡す
- 出席票・名札を受け取る
- 必要に応じてドリンクチケットや席次表を受け取る
封筒の選び方
ご祝儀袋は不要です。白い無地の封筒やポチ袋で十分です。ご祝儀袋を使うと幹事が管理しにくくなるうえ、「これはご祝儀なのか会費なのか」と混乱を招くことがあります。封筒の表面に氏名を書いておくと、受付担当者が出欠管理をしやすくなります。
事前振込制の場合
近年は案内と同時に銀行振込やPayPayなどのキャッシュレス払いを指定するケースが増えています。この場合、幹事から案内が届いた時点で期日内に支払います。振込手数料は参加者負担が多数派です。当日は「支払い済み」と幹事に伝えればスムーズです。
会費とご祝儀の関係
披露宴に出た場合
披露宴でご祝儀を渡している場合、二次会では会費のみで問題ありません。二次会は独立したパーティーであり、ご祝儀の追加は必要ありません。「会費以外に何か包むべきか」と悩む必要はありません。
披露宴に欠席して二次会のみ出席する場合
披露宴を欠席して二次会のみに参加するケースでは、会費とは別にご祝儀を用意するのが一般的なマナーです。
ご祝儀の金額は、披露宴に出席した場合に準じた額(友人なら3万円程度)を包むのが丁寧です。ご祝儀の相場についてはご祝儀の金額・相場(関係別)が参考になります。
1.5次会(会費制)との違い
「1.5次会」や「会費制ウェディング」は披露宴に代わる食事会であり、15,000〜25,000円と二次会より高額になります。ご祝儀の代わりに会費を払う形式のため、別途ご祝儀は不要です。名称に惑わされず、案内状に「ご祝儀不要」と記載があるか確認してください。
会費が相場より高い・低いと感じたら
「高い」と感じる場合
会場のグレードや景品に費用がかかっている可能性があります。欠席の場合は早めに幹事へ連絡することがマナーです。キャンセル料が発生するケースもあるため、直前の欠席は避けましょう。参加が難しいと感じたら、金額への不満より「スケジュールが合わない」という理由で断る方が関係を維持しやすいです。
「安い」と感じる場合
幹事の努力と工夫の結果です。景品やゲームの準備に多くの時間と労力がかかっています。会費に見合わない演出を楽しめた場合は、後日感謝を伝えると喜ばれます。
幹事が会費を設定するときの注意点
幹事の立場から見ると、会費設定は赤字を出さないことが最優先です。参加人数の確定が遅れると1人あたりの会費が変動するため、出欠を早めに確定させることが肝要です。
会費設定の実務的な手順は以下のとおりです。
- 会場の見積もりを複数社から取る
- 参加人数の上限・下限を設定して費用をシミュレートする
- 景品・余興費のバジェットを事前に決める
- 会費を100円〜500円単位の切りの良い数字に丸める(釣り銭対策)
- 不足時に備えて新郎新婦との費用補填ルールを事前に決めておく
幹事と参加者双方にとって当日の流れをスムーズにするためのヒントは、二次会の流れ・幹事・余興ガイドでまとめています。
服装と会費の関係
二次会の会費が安めに設定されている場合は、ドレスコードもカジュアルであることが多いです。「平服で」「スマートカジュアルで」と案内に書かれていれば、高額なドレスや礼服は不要です。服装の選び方については二次会の服装マナーを参照してください。
まとめ
二次会の会費は男性7,000〜10,000円、女性5,000〜8,000円が全国的な目安です。会場のグレードや都市部・地方の差で上下します。支払いは当日受付での現金払いが基本で、ぴったりの金額をポチ袋や無地封筒に入れて持参するのがスマートな作法です。
披露宴に出席してご祝儀を渡していれば、二次会では会費のみで問題ありません。二次会のみ参加の場合は別途ご祝儀を用意するのがマナーです。金額や支払い方法に迷ったときは、この記事の表を参考に、まず幹事への確認を優先してください。
出典・参考文献
Footnotes
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結婚スタイルマガジン「結婚式の二次会|会費の相場ってどのくらい?地域ごとの相場や金額の決め方を紹介!」(結婚スタイルマガジン トレンド調査2018、入籍3年以内の男女1,000人対象)。全国平均5,353円、首都圏約5,458円・関西約5,864円・九州沖縄約3,914円などの地域別平均、および会費の男女差設定率を参照。結婚スタイルマガジンの記事 ↩ ↩2 ↩3
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マイナビウエディング「結婚式の二次会 会費の相場を徹底調査!」(マイナビウーマン会員161名へのアンケート、2015年6月実施)。男女別会費の差額が1,000〜2,000円に集中するという結果を参照。マイナビウエディングの記事 ↩