結婚式の自己負担額|ご祝儀でいくら戻る?

自己負担額は総額からご祝儀総額を引いた金額で、ご祝儀でおよそ半分前後がまかなえるケースが多いとされます。

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Kevin HA
Kevin HA

結婚式の自己負担額の平均は161.3万円(ゼクシィ結婚トレンド調査2024年版)1。総額の平均343.9万円からご祝儀総額205.6万円を差し引いた金額です。ご祝儀は総額のおよそ6割を占め、残り4割が新郎新婦の実質的な出費となります。


自己負担額の基本計算式

自己負担額=挙式・披露宴総額-ご祝儀(または会費)総額。この引き算が出発点で、プラスになれば持ち出し、マイナスになればご祝儀が総額を上回ったことを意味します。

計算するうえで注意が必要なのは、両方の金額を「同じ範囲で揃える」ことです。挙式費用だけを総額に入れてご祝儀は披露宴分のみで計算すると、金額がずれます。式場への支払い明細と当日の受付帳を照合しながら確認しましょう。


ゼクシィ調査が示す2024年の平均値

ゼクシィ結婚トレンド調査2024年版(調査期間:2023年4月〜2024年3月)の全国推計値1をまとめます。

項目平均額前年比
挙式・披露宴の総額343.9万円+16.8万円
ご祝儀総額205.6万円+7.8万円
カップルの自己負担額161.3万円+7.6万円
招待ゲスト数52.0人+2.9人

総額が上昇するなかでご祝儀も増えているため、自己負担額は161.3万円と前年比でほぼ同水準の上昇幅に収まっています。ご祝儀でまかなえる割合(約6割)は過去数年で大きく変わっていません。


招待人数別の自己負担額目安

招待人数によって総額とご祝儀総額の両方が変化するため、自己負担額も連動します。下表は1人あたりのゲスト単価を約6〜7万円(挙式+披露宴)、ご祝儀1人あたりを3万円で試算した目安です。

招待人数総額目安ご祝儀総額目安自己負担額目安
20人約130万円約60万円約70万円
30人約180万円約90万円約90万円
50人約270万円約150万円約120万円
70人約370万円約210万円約160万円
100人約500万円約300万円約200万円

人数が増えるほど総額とご祝儀総額の両方が増えますが、総額の増加率の方がやや高いため、自己負担額の絶対額は人数に比例して大きくなる傾向があります。


挙式スタイル別の考え方

挙式の形式によってもご祝儀との差し引き計算は変わります。

**チャペルウェディング(教会式・人前式)**は会場費や演出費が充実している分、総額が高くなりがちです。その分招待人数も多い傾向があり、ご祝儀総額で一定額を回収できます。自己負担額が総額の4割前後に収まるケースが多いです。

**神前式(しんぜんしき)**は神社での挙式が中心で、初穂料(10〜30万円程度)は神社に納める費用です。その後に披露宴を行う場合は計算式はチャペル式と同様です。神前式のみ・少人数会食の場合は総額が抑えられる分、自己負担額も低くなります。

仏前式は自家の菩提寺で行うことが多く、式自体の費用は比較的低め。ただし招待人数が絞られる分、ご祝儀総額も小さくなります。

家族婚・少人数婚は総額が100〜200万円台に収まるケースが多い一方、招待ゲストが少ないためご祝儀総額も低下します。自己負担率(総額に対する自己負担の割合)が高くなりやすい点に注意が必要です。詳しくは家族婚・少人数の費用で確認できます。


ご祝儀を多く集めるための実践ポイント

自己負担額を下げるには、「総額を抑える」か「ご祝儀総額を増やす」かの2方向があります。

招待人数の最適化が最も効果的です。ゲスト1人あたりの会場コストは5〜8万円程度かかる一方、ご祝儀は平均3万円。招待ゲストが増えるほど自己負担が増える傾向がある場合も少なくありません。関係の深い方を中心にした絞り込みが、総額圧縮と自己負担軽減の両方に効きます。

ご祝儀の金額層を上げる工夫として、職場の上司・両親・兄弟姉妹など高い金額を包む関係の方を優先的に招待するという考え方もあります。ご祝儀の平均金額は関係性によって異なり、上司・目上の方からは5〜10万円を包むことが多いです。詳しいご祝儀の相場についてはご祝儀ガイドを参照してください。

会費制の採用も選択肢の一つです。1人あたり7,000〜15,000円の均一会費を設定することで、収入の予測が立てやすくなります。ただし会費制はカジュアルなウェディングパーティー向けの印象があり、フォーマルな披露宴には向かない場合もあります。


支払いのタイミングと資金計画

式場への支払いは挙式当日または直前が一般的です。ご祝儀は当日受付で受け取りますが、そのお金が手元に残るのは式後になります。つまり一時的には総額分の資金を立て替える必要があります。

目安として自己負担額161万円に対して、支払い前に200〜250万円程度の手元資金を確保しておくのが安心です。ご祝儀が想定より少なかった場合のバッファを含めた金額です。

式場との費用分担については費用は誰が負担するかで詳しく解説しています。


披露宴なしの場合(ナシ婚・フォトウェディング)

披露宴を行わず挙式のみの場合、ご祝儀を受け取る機会がないケースもあります。挙式総額は50〜100万円台に収まることが多く、自己負担額イコール支出総額になります。

フォトウェディング(前撮りのみ)は挙式も披露宴もないため、費用の全額が自己負担です。ただし総額が20〜60万円程度に収まることが多く、絶対額としての負担は挙式・披露宴より大幅に低くなります。


まとめ:自己負担額の現実的な計画の立て方

自己負担額の全国平均は161.3万円(2024年版)。総額の約4割が手出しになるイメージです。この数字を起点に、①人数、②挙式スタイル、③会費制かご祝儀制かを整理すると、自分たちの見積もりが立てやすくなります。

ご祝儀の合計が読みにくい場合は、招待リストから関係別の相場を積み上げる方法が現実的です。結婚式の費用全体を俯瞰したい方は結婚式の費用・相場ガイドもあわせてご確認ください。ゲスト管理と招待状の送付を一元化できるAnatolのウェブ招待状を活用すれば、出席確認とともにゲストリストの管理もスムーズに行えます。


出典・参考文献

Footnotes

  1. リクルートブライダル総研, ゼクシィ結婚トレンド調査2024(全国概要報告書), 2024年10月25日. https://souken.zexy.net/research_news/marriage-wedding/trend.html 2

よくある質問

結婚式の自己負担額の平均はいくらですか?
ゼクシィ結婚トレンド調査2024年版によると、自己負担額の平均は161.3万円です。挙式・披露宴の総額平均343.9万円から、ご祝儀総額平均205.6万円を差し引いた金額に相当します。
ご祝儀で結婚式の費用はどのくらい賄えますか?
ご祝儀総額の平均は205.6万円で、総額343.9万円の約6割に相当します。ただし人数や会費制の有無によって大きく変わるため、「半分から6割程度」を目安とするのが現実的です。
自己負担額を減らすにはどうすればよいですか?
招待人数を絞る、会費制やご祝儀制を明確にする、ご親族中心の家族婚にする、平日・オフシーズン挙式を選ぶ、などが効果的です。人数を10人減らすと総額が30〜50万円程度下がる傾向があります。
ご祝儀はいつ手元に入りますか?
当日受付でまとめて受け取るのが一般的です。式場への支払いは挙式前後が多いため、一時的に立替が発生します。自己負担分は式後に手元に残るご祝儀を充当する形になります。
少人数婚の場合、自己負担額はどうなりますか?
少人数婚(20人前後)はご祝儀総額も比例して減りますが、総額も抑えられます。会場費などの固定費は人数に依存しないため、自己負担率が高くなる傾向があります。
神前式の場合、ご祝儀との差し引きはどう変わりますか?
神前式は初穂料が数十万円単位で費用が抑えられる場合があります。披露宴を行う場合は洋式挙式と同様の計算式になり、神前式のみ(披露宴なし)の場合は総額が低い分、自己負担額も小さくなります。
ご祝儀が少なかった場合に備えて準備すべき貯蓄額は?
想定ご祝儀総額の下振れリスクを考慮し、自己負担額の1.3〜1.5倍の貯蓄を準備するのが安心です。例えば自己負担額目安160万円なら200〜240万円の手元資金があると余裕を持てます。
会費制ウェディングパーティーの場合、計算式は変わりますか?
会費制の場合、「自己負担額=総額-会費総額」になります。ご祝儀制と異なり1人あたりの受取額(7,000〜15,000円程度)が固定されるため、収入の予測が立てやすいです。

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