結婚式の費用・相場の完全ガイド2026|誰が払う?

結婚式の費用を、相場・平均から人数別・負担の分担・家族婚の費用・自己負担額まで具体的に整理。お金の不安を見通しよく解消します。

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結婚式の費用相場(挙式・披露宴の総額)は平均343.9万円(ゼクシィ結婚トレンド調査2024年版、招待客52.0人規模)です。ただし、スタイル・人数・会場によって100万円台から500万円超まで大きく異なります。このガイドでは、費用の全体像から内訳・負担の分け方・節約のコツまでを一冊にまとめました。


結婚式費用の全体像:まず「相場の幅」を把握する

結婚式の費用には「標準」は存在しない。スタイルと人数で決まる。

日本の結婚式は、神前式から海外リゾート婚まで選択肢が幅広く、同じ「結婚式」でも費用は5倍以上の差が生まれます。まず「スタイル別の大まかな幅」を掴むことが、予算計画の第一歩です。

スタイル別・費用の目安

挙式スタイル総費用の目安(挙式+披露宴)招待人数の目安
神前式+披露宴(ホテル・式場)250〜450万円40〜80人
チャペルウェディング(専門式場)300〜500万円50〜100人
人前式(レストラン・ゲストハウス)150〜350万円20〜60人
家族婚・少人数婚(20人以下)50〜200万円〜20人
写真婚・フォトウェディングのみ10〜50万円ゲストなし
海外挙式(ハワイ・バリ島など)挙式単体 50〜150万円 +渡航・宿泊費少人数〜夫婦のみ

国内挙式の平均(全スタイル込み)は343.9万円1。3年連続の増加傾向にあり、2023年比で約17万円増加しています。費用が上昇した背景には、婚礼料理・衣装の単価上昇と、招待人数の回復(平均52.0人)があります。


費用の内訳:何に、いくら使われているか

結婚式費用の内訳は「衣装・料理・会場・演出」の4本柱で構成される。

総額343.9万円の内訳は一様ではありませんが、一般的な国内披露宴(約50人規模)における費用構成の目安は以下の通りです。

費用内訳の目安(50人規模・国内挙式+披露宴)

項目費用の目安総額に占める割合
会場費・式場使用料20〜50万円10〜15%
衣装(新婦ドレス・和装・新郎衣装)50〜100万円15〜25%
料理・飲み物80〜130万円25〜35%
引き出物・プチギフト15〜30万円5〜10%
写真・ビデオ撮影20〜40万円5〜10%
装花・テーブルコーディネート20〜40万円5〜10%
演出・映像(プロフィール動画等)10〜30万円3〜8%
ヘアメイク・美容10〜20万円3〜5%
ペーパーアイテム(席次表・招待状等)5〜15万円1〜3%
交通費・宿泊手配5〜20万円1〜5%

料理と衣装の2項目で総額の4〜5割を占めるのが一般的です。見積もりと最終金額が乖離しやすいのも、この2項目でのグレードアップが原因であることが多いです。


招待状と費用の関係:人数が決める

招待人数は、費用を左右する最大の変数です。

1人を招待するとごとに、料理・引き出物・席次表・ご祝儀返しなどが連動して増加します。逆に人数を絞れば、費用は大きく下げられます。

人数別・費用の目安(国内挙式+披露宴)

招待人数総費用の目安ご祝儀収入の目安実質自己負担の目安
〜15人(家族婚)80〜180万円30〜60万円50〜120万円
20〜30人(少人数婚)120〜250万円60〜100万円60〜150万円
40〜60人(中規模)250〜400万円130〜200万円100〜200万円
70〜100人(大規模)380〜550万円200〜330万円150〜250万円

上記のご祝儀収入は友人・同僚・親族の標準的な相場(3〜5万円)を前提とした目安です。実際の自己負担額については、ご祝儀と自己負担の詳細ガイドで詳しく解説しています。

人数別の費用シミュレーションをさらに詳しく知りたい方は、人数別・結婚式費用の完全ガイドもあわせてご覧ください。


日本特有の挙式スタイルと費用の違い

日本では「神前式」「チャペルウェディング」「人前式」の3スタイルが主流です。

挙式スタイルによって費用構造が根本的に異なります。どのスタイルを選ぶかは、費用だけでなく文化的な価値観・衣装の希望・ゲストの構成によっても変わります。

神前式(しんぜんしき)

神道の儀式に基づく和装での挙式です。三三九度・玉串奉奠(たまぐしほうてん)など、日本固有の儀礼で進められます。

  • 挙式費用の目安: 神社への初穂料(はつほりょう)3〜20万円+式場使用料
  • 衣装: 白無垢・色打掛(打掛)・引き振袖・黒五つ紋付き羽織袴
  • 特徴: 参列者は基本的に親族のみ(神社によっては友人可)
  • 費用を抑えやすい理由: 神前式は挙式自体の演出がシンプルなため、披露宴を別会場で設けない「披露宴なし」構成との組み合わせで費用を大幅に削減できる

チャペルウェディング(教会式)

キリスト教の礼拝堂もしくは専門式場のチャペルで行う挙式です。日本ではキリスト教式ではない「チャペル風」の式場が大半を占めます。

  • 挙式費用の目安: 会場による(式場チャペルは使用料込みのパッケージが多い)
  • 衣装: ウェディングドレス+タキシードが主流
  • 特徴: ゲスト全員が参列できる開放的な演出が多い
  • 費用が高くなりやすい理由: ドレスのグレードアップ・フラワーシャワー・バージンロードの装花・後続のパーティー演出が重なりやすい

人前式(じんぜんしき)

宗教的な要素のない、ゲスト全員が「証人」となる挙式形式です。レストランやゲストハウス、屋外ガーデンなど多様な会場で実施できます。

  • 挙式費用の目安: 会場によって大きく異なる(式場使用料に含まれることが多い)
  • 衣装: 洋装・和装どちらでも自由
  • 特徴: 演出の自由度が高く、おふたりらしさを最も出せるスタイル
  • 費用を抑えやすい理由: レストランウェディングやハウスウェディングとの組み合わせで、リーズナブルなプランを設けている会場が多い

仏前式(ぶつぜんしき)

寺院の本堂で行う仏教形式の挙式です。近年は実施数が少なくなっていますが、地域によっては伝統を重んじる家庭が選びます。費用は寺院によって異なりますが、神前式に近い構成です。


費用の負担:誰がいくら払うか

費用負担のルールは家庭によって異なります。話し合いを早めに行うことが大切です。

かつては「折半(男女均等)」や「男性側が多く出す」慣習がありましたが、近年は新郎新婦が主体となり、ご祝儀収入と親からの援助・自己資金を組み合わせて賄うスタイルが増えています。

費用負担の主な4パターン

負担パターン内容向いているケース
新郎新婦が全額負担自己資金+ご祝儀で完結独立している・援助を求めない
両家で折半総費用を新郎側・新婦側で半分ずつ招待人数が均等な場合
招待人数比で按分多く招く側が多く負担片方の招待客が多い場合
親が費用の大半を援助親からの贈り物として費用を支援家の伝統・親の強い希望がある場合

「誰が払うか」は感情的なすれ違いが起きやすいテーマです。費用負担の詳細は結婚式費用の負担ガイド(誰が払う?)で整理しています。


自己負担額:ご祝儀を引くといくら残るか

自己負担額の目安=総費用-ご祝儀総収入です。

50人規模・総費用350万円の場合、ご祝儀収入は約150〜200万円程度になることが多く、自己負担は150〜200万円前後になるケースが一般的です。ただし親族比率・職位・年齢構成によってご祝儀額は大きく変わります。

ご祝儀の平均相場や袋の書き方については、ご祝儀の完全ガイドで詳しくまとめています。

自己負担額をさらに正確に試算したい方は、結婚式の自己負担額・ご祝儀でいくら戻るかをご覧ください。


家族婚・少人数婚の費用

家族・親族のみ(20人以下)であれば、総費用100〜200万円台が現実的な目標です。

少人数婚はコストを抑えながら「質の高い体験」を提供できるスタイルとして人気が高まっています。料理の単価を上げても、人数が少なければ総額は大幅に下がります。

少人数婚のコスト比較

規模会場の例費用の目安
夫婦+両家親のみ(6〜10人)レストラン個室・神前式のみ30〜80万円
親族のみ(15〜20人)レストランウェディング・ゲストハウス80〜180万円
親族+親しい友人(20〜30人)ハウスウェディング・小規模式場120〜250万円

家族婚の費用については、家族婚・少人数婚の費用ガイドで会場タイプ別・構成別に詳しく解説しています。


費用相場のさらなる詳細

費用相場は「地域」「時期」「曜日」によっても変わります。

同じ会場・同じ人数でも、以下の条件で総費用は大きく変動します。

費用に影響する主な変数

時期(繁忙期・閑散期)

  • 春(3〜5月)・秋(9〜11月)は人気が高く割引が少ない
  • 真夏(7〜8月)・年末年始・1〜2月は割引プランが出やすい

曜日・時間帯

  • 大安・仏滅・友引・先勝によって料金設定が異なる会場が多い
  • 日曜午後・平日は価格が下がりやすい傾向がある

地域差

  • 東京・大阪などの都市圏は、地方と比べて料理・会場の単価が1〜2割高い傾向がある

費用の相場と平均の詳細データは、結婚式費用の相場・平均ガイドで地域別・会場別に整理しています。


海外挙式・リゾート婚の費用

海外挙式は「挙式自体は安く、トータルは高くなりやすい」のが特徴です。

ハワイ・バリ島・グアム・沖縄などのリゾート婚では、挙式のパッケージ自体は50〜150万円から用意されています。しかし現地への渡航費・宿泊費・帰国後のお披露目パーティー費用を合算すると、国内挙式と同等以上になることも少なくありません。

海外・リゾート婚の費用比較

挙式地挙式パッケージの目安渡航・宿泊の目安(2名)合計目安
ハワイ(マウイ・ハワイ島等)50〜150万円40〜80万円90〜230万円
バリ島30〜100万円30〜60万円60〜160万円
グアム40〜120万円25〜50万円65〜170万円
沖縄(国内リゾート)50〜150万円15〜30万円65〜180万円

詳しくは海外・リゾート挙式の費用ガイド(ハワイ・沖縄)をご覧ください。


費用を抑えるための8つのポイント

費用削減の最大の武器は「招待人数を絞ること」です。

招待人数を10人減らすだけで、料理・引き出物・プチギフト・席次表・ご祝儀返しを合わせて20〜40万円程度の節約になります。その他、効果的な方法を以下に挙げます。

  1. 招待人数を絞る — 人数比例コストを最小化する最強の手段
  2. 閑散期・平日・日曜午後に設定する — 会場によっては10〜20%の割引
  3. 引き出物を価格帯で見直す — 品数ではなく質で選ぶ「今治タオル1品」なども人気
  4. 料理のコースを現実的なラインに設定する — 初回の最低コースから始め、調整する
  5. ペーパーアイテムを手作り・Web招待状に切り替える — 数万円の節約になることも
  6. オープニングムービーを自作する — 専門業者依頼から自作に変更で10〜20万円の差
  7. ブライダルフェアの特典を活用する — 成約特典・早期割引を積極的に使う
  8. 複数式場の相見積もりを取る — 同条件で比較すると価格交渉の余地が生まれる

費用計画を始める前に確認したい5つのこと

予算計画は「逆算」から始めるのが鉄則です。

「何ができるか」ではなく「いくら使えるか」を先に決めることで、式場選びから交渉まで一貫したブレのない計画になります。

  1. 総予算の上限を決める — 自己資金+親援助+ご祝儀見込みで設定する
  2. 招待人数を概算する — 人数が決まれば会場のキャパと費用が絞られる
  3. 優先順位を明確にする — 衣装・料理・写真・演出のうち「絶対に妥協しない項目」を決める
  4. ご祝儀収入を過信しない — ご祝儀は「見込み」であり、実際には想定より少ないことがある
  5. 予備費を10〜15%確保する — 最終見積もりは初回より50〜100万円上振れすることが多い

披露宴のスタイルと費用の関係

「披露宴あり」か「披露宴なし(ナシ婚)」かで費用は大きく変わります。

ゲストを招いた披露宴は結婚式費用の大半を占めますが、近年は挙式のみ・写真婚のみ・食事会形式など、多様な選択肢が増えています。披露宴の構成については披露宴の流れ・演出ガイドで詳しくまとめています。

挙式の準備スケジュールや段取りについては、費用計画と並行して早めに確認しておくと安心です。


まとめ:費用ガイドの活用方法

結婚式の費用は「スタイル」×「人数」×「優先順位」で決まります。

このハブページは、費用に関する全テーマへの入口です。知りたい項目を選んで、各詳細ガイドをご活用ください。

テーマ詳細ガイドページ
費用の相場・平均をデータで確認したい費用の相場・平均ガイド
招待人数別の費用シミュレーション人数別・費用ガイド
費用負担の分け方・家族との話し合い方費用負担ガイド(誰が払う?)
家族婚・少人数婚の費用を知りたい家族婚・少人数婚の費用ガイド
ご祝儀差し引き後の自己負担額を知りたい自己負担額・ご祝儀でいくら戻るかガイド
ハワイ・沖縄など海外挙式の費用海外・リゾート挙式の費用ガイド

費用の全体像を把握したら、次は招待状の準備へ。Anatolのウェブ招待状なら、招待状のペーパーコストをゼロにしながら、RSVPの管理・ご祝儀(ギフトレジストリ)の収集まで一括で行えます。


出典・参考文献

Footnotes

  1. リクルートブライダル総研, ゼクシィ結婚トレンド調査2024年版(全国推計), 2024. https://souken.zexy.net/research_news/marriage-wedding/trend.html

よくある質問

結婚式の費用の平均はいくらですか?
ゼクシィ結婚トレンド調査2024年版によると、挙式・披露宴・ウェディングパーティーの総額平均は343.9万円(招待客数52.0人)です。前年比5.1%増加し、3年連続で増加傾向にあります。
結婚式の費用は誰が払うのが一般的ですか?
費用負担は家庭によって異なりますが、近年は新郎新婦が主体的に負担するケースが増えています。ご祝儀収入で一部を賄い、親からの援助を合わせて自己負担を減らすのが一般的なパターンです。
少人数・家族婚の費用はどのくらいですか?
家族・親族のみ(20人前後)の少人数婚では、100〜200万円台が目安です。レストランウェディングやハウスウェディングを選ぶと費用を抑えやすく、自己負担額も大幅に少なくなります。
神前式とチャペルウェディングでは費用はどちらが高いですか?
一概には言えませんが、神前式は神社に支払う初穂料(3〜20万円が目安)が主な費用で、比較的シンプルです。チャペル挙式は会場使用料・衣装・演出費が重なりやすく、総額が高くなる傾向があります。
ご祝儀で費用はどのくらい賄えますか?
招待客1人あたりのご祝儀平均を仮定すると、50名規模ではご祝儀総額150〜200万円程度が目安です。総費用343.9万円から差し引くと、自己負担は150〜200万円程度になるケースが多いです。
海外挙式(ハワイ・バリ島など)は国内より安いですか?
挙式自体の費用は30〜100万円台と国内より安い場合もありますが、渡航費・宿泊費・帰国後のパーティー費用を合計すると、国内挙式と同等か高くなることも少なくありません。
結婚式の費用を抑えるには何が効果的ですか?
招待人数の絞り込みが最も効果的です。人数が減ると料理・引き出物・ご祝儀返しが比例して減少します。また、ゲストハウス婚やレストラン婚、平日・日曜昼間に設定するだけで数十万円の節約になります。
結婚式の見積もりと実際の費用が違うのはなぜですか?
初回見積もりには最低限の衣装・料理プランしか含まれないことが多いためです。衣装の変更、追加オプション、招待人数の増加、席次表やムービーの追加で最終的に50〜100万円ほど上振れするケースが一般的です。

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