両家顔合わせ|食事会の流れと服装

両家顔合わせは食事会形式が主流で、進行役を決め、自己紹介から始めると和やかに進みます。服装は両家で格を揃えます。

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Kevin HA
Kevin HA

両家顔合わせは、婚約後に両家の親族が初めて一堂に会し、互いを知る大切な場です。現在は結納を省略し、食事会形式の顔合わせのみを行うカップルが多数派となっています。進行・服装・費用の目安を事前に把握しておけば、当日は会話に集中できます。


顔合わせ食事会とは何か

顔合わせ食事会は、婚約したカップルの両家が初めて顔を合わせる、非公式の親睦の場です。正式な婚約儀式である「結納」とは異なり、決まったしきたりや品物のやり取りはありません。ふたりが場を仕切り、両家の親が互いの人柄を知ることが目的です。

日本では2023年(令和5年)の婚姻件数が約47万4,717件1を記録するなか、結婚準備の最初のステップとして顔合わせの位置づけが定着しています。「顔合わせだけ行い、結納はしない」カップルが現在の主流であり、かしこまらずに食事を楽しみながら両家の距離を縮めるスタイルが好まれています。


顔合わせのタイミングと段取り

プロポーズ後1〜3か月以内に設定するのが一般的です。 結婚式の6〜12か月前が目安で、式場の仮予約と並行して日程を調整するカップルが多いです。

段取りは次の順で進めます。

  1. ふたりで日程・場所の候補を3〜5つ絞り込む
  2. それぞれの親に打診し、都合の良い日を確定する
  3. 会場を予約する(個室のあるレストランや料亭が人気)
  4. 服装の格・持参する手土産について両家で申し合わせる
  5. 必要に応じて「しおり」を作成する

両家の親が遠方に住む場合は、中間地点か、新幹線・飛行機でのアクセスが便利な大都市を選ぶと、どちらかの家族だけに過度な負担をかけずに済みます。


食事会の流れ(タイムライン)

顔合わせは通常2〜3時間が目安です。進行役はふたり(多くは婚約者の男性側)が担い、場の空気を作ります。

時間の目安内容
開始〜15分両家の顔合わせ・着席、飲み物の注文
15〜30分進行役による開会のあいさつ・婚約報告
30〜75分両家の自己紹介(一人ずつ順に)
75〜100分ふたりの馴れ初め披露・料理を楽しむ
100〜120分結婚式の日程・形式など今後の予定を共有
120〜150分記念撮影・閉会のあいさつ

自己紹介は、名前・出身地・趣味・職業(差し支えない範囲で)を一人1〜2分でまとめると、全体の時間が読みやすくなります。会話が途切れたときのために、しおりに「共通の話題のヒント」を書き添えておくと便利です。


費用と会場の選び方

顔合わせの費用は総額3〜8万円(出席者6〜8名)が一般的な目安とされています。1人あたり5,000〜15,000円のコース料理が選ばれることが多く、会場の格式によって幅があります。費用はふたりが折半して負担するケースが最多です。

会場タイプ別の費用比較

会場タイプ1人あたりの目安特徴
個室付きレストラン(和洋中)5,000〜10,000円話しやすく予約しやすい。初めての顔合わせに最適
料亭・日本料理店10,000〜20,000円格式があり和やかな雰囲気。年配の親に喜ばれやすい
ホテルレストラン10,000〜18,000円立地・アクセスが良く、遠方の親族が多い場合に便利
和食・すき焼き専門店6,000〜12,000円囲炉裏や鍋料理で自然と会話が弾む

会場は「騒がしすぎず、静かすぎない」個室か半個室が理想です。予約時に「結婚前の両家顔合わせで利用する」と伝えると、特別なセッティングや記念プレートを用意してくれる店も多くあります。


服装:両家で格を揃えることが最優先

服装の基本ルールは**「どちらかの家族が浮かないよう、事前に両家で格を統一する」**ことです。片方がスーツ、もう片方がカジュアルだと不均衡が生じ、双方が居心地の悪さを感じます。

服装の目安

参加者フォーマル寄りカジュアル寄り
男性(本人・父親)スーツ(ネクタイあり)ジャケット+パンツ(清潔感重視)
女性(本人)ワンピース・スーツきれいめワンピース、セットアップ
女性(母親)訪問着・セレモニースーツ上品なアンサンブル

ノーネクタイやパンツスタイルが双方の希望であれば、事前に「平服でお越しください」と一言添えれば問題ありません。重要なのは両家が同じ温度感で臨むことです。清潔感と品格が伝われば、「格式ばった服装」でなくとも失礼にはなりません。


しおりの作り方と活用法

しおりとは、顔合わせの場で配布するA4サイズ(二つ折り)の小冊子です。会話のきっかけを作り、進行がスムーズになる実用的なアイテムです。

しおりに盛り込む主な内容

  • ふたりの名前・生年月日・出身地
  • 両家の家族構成と簡単なプロフィール
  • ふたりの馴れ初め(出会い・交際のエピソード)
  • 本日の食事会の進行タイムライン
  • 今後の予定(入籍日・式の候補日など)

スマートフォンのメモアプリやデザインツールで手軽に作成できます。WordやCanvaのテンプレートを使い、写真を数枚加えると温かみが増します。手書き文字を取り入れるカップルも増えており、受け取った親御さんが記念に持ち帰るケースも多いです。


手土産のマナー

手土産は必須ではありませんが、相手の家族への気遣いを示す機会として持参するカップルが多いです。

目安: 3,000〜5,000円の地元の銘菓・和菓子が定番です。

  • のし紙の表書きは「御挨拶」
  • 紅白の蝶結び(何度あってもよいお祝いごと)
  • 個包装のものは後で家族で分けやすく喜ばれる
  • 賞味期限が長いものを選ぶと持ち帰りやすい

渡すタイミングは「席に着く前」が理想です。「本日はよろしくお願いします」と一言添えて両手で渡すと丁寧な印象になります。


当日避けたい話題と進め方のコツ

顔合わせは初対面の場です。全員が居心地よく過ごせるよう、**「決定事項を持ち込まない」**のが基本姿勢です。

その場で結論を出さない方が良いテーマ:

  • 結婚式の費用分担(誰がいくら出すか)
  • 居住地・同居の有無
  • 姓(苗字)の選択
  • 孫の名前や育て方の方針

これらは、顔合わせで両家の雰囲気が確認できた後、ふたりが間に入って個別に調整する事項です。当日に「さあ、どうします?」と水を向けると険悪になりやすいため、話題に上がっても「また改めて相談します」と切り上げるのが賢明です。

結婚式の準備全体については、結婚が決まったら最初にやること:入籍までの準備ガイドでステップ順に確認できます。


顔合わせと結納はどう違うのか

項目顔合わせ食事会結納
性格両家の親睦・食事会正式な婚約儀式
しきたりなし結納品・結納金の授受など一定の形式あり
費用感食事代のみ(3〜8万円)結納金(30万〜100万円が目安)+食事代
現在のトレンド主流(多数派)減少傾向(略式結納を選ぶ場合もあり)
服装準フォーマル〜略礼装礼装・和装が基本(略式の場合は準フォーマル)

結納の正式・略式の違いや結納金の相場、結納品の中身など、結納そのものの詳細は結納とは?やり方・結納金・略式で詳しく解説しています。

顔合わせの前段階となる両親への結婚挨拶については、結婚の挨拶:両親へのご挨拶の準備と当日の流れで詳しくまとめています。


まとめ:顔合わせを成功させる5つのポイント

両家顔合わせを和やかに終えるためのポイントをまとめます。

  1. 早めに日程を確定する:プロポーズ後1〜3か月以内を目標に、両家の都合を早期確認する
  2. 服装の格を事前に統一する:どちらかが浮かないよう、格のレベルを電話やLINEで申し合わせる
  3. しおりを用意する:会話が途切れないよう、両家のプロフィールと進行表をコンパクトにまとめる
  4. 会場は個室を選ぶ:周囲を気にせず話せる環境が、初対面の緊張をほぐしてくれる
  5. 重大な決定事項は持ち込まない:費用負担・居住地などの結論を顔合わせの場で出そうとしない

ゼクシィ結婚トレンド調査2024年版によると、結婚式を挙げたカップルの平均招待人数は52.0人、総費用は平均343.9万円に上ります2。顔合わせはその長い準備の出発点です。両家が「いい出会いができた」と思えるような温かい場を、ふたりが一緒に作っていきましょう。

結婚準備のスケジュールや式場選びの段取りについては、結婚式の準備進め方ガイドも参考にしてください。


出典・参考文献

Footnotes

  1. 厚生労働省, 令和5年(2023)人口動態統計(確定数)の概況, 2024年7月. https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei23/index.html

  2. リクルートブライダル総研, ゼクシィ結婚トレンド調査2024年版, 2024年10月25日. https://souken.zexy.net/research_news/marriage-wedding/trend.html

よくある質問

両家顔合わせはいつ頃に行うのが一般的ですか?
プロポーズから1〜3か月以内が目安です。結婚式の6〜12か月前に設定するカップルが多く、両家の日程が合いやすい休日の昼食会形式が一般的です。
顔合わせ食事会の費用は誰が払うのですか?
二人が折半して負担するケースが最多です。地域・家風によって異なるため、事前に両家で「誰が払うか」を決めてから当日を迎えることが大切です。
顔合わせの費用の相場はいくらですか?
一般的に総額3〜8万円(6〜8名)が相場とされています。1人当たり5,000〜15,000円のコース料理が選ばれることが多く、会場の格によって幅があります。
顔合わせの服装はスーツでないといけませんか?
スーツが無難ですが、必須ではありません。重要なのは両家で「格を揃えること」です。事前にどちらかが「平服で」と申し合わせれば、きれいめカジュアルでも問題ありません。
顔合わせしおりは必ず作る必要がありますか?
必須ではありませんが、あると進行がスムーズになります。両家の名前・出身地・家族構成・ふたりの馴れ初めをまとめたA4一枚のしおりが、会話のきっかけを作ります。
顔合わせと結納はどう違うのですか?
顔合わせは食事を囲む親睦の場で、しきたりや品物のやり取りは不要です。結納は正式な婚約儀式で、結納品・結納金の授受が伴います。現在は顔合わせのみで済ませるカップルが多数派です。
顔合わせに手土産は必要ですか?
相手家族への手土産を用意するカップルは多いですが、必須ではありません。持参する場合は3,000〜5,000円の地元の銘菓や和菓子が定番です。のしは「御挨拶」と書きます。
顔合わせでどんな話題を避けるべきですか?
宗教・政治・前の交際相手・学歴や収入の比較は避けましょう。また、結婚式の費用分担・居住地・姓の問題など、当日いきなり決めようとすると険悪になりやすいテーマも後日に回すのが賢明です。
レストランの個室と料亭、どちらがおすすめですか?
初めての顔合わせなら、周囲を気にせず話せる個室のあるレストランが人気です。料亭は格式が高く和やかな雰囲気が出ますが、費用が上がりやすいため、両家の好みに合わせて選びましょう。
顔合わせを遠方の場合はどこで行うのがいいですか?
どちらかの家の中間地点か、新幹線・飛行機のアクセスが良い大都市が選ばれることが多いです。宿泊を伴う場合は、移動する側の親が宿泊しやすいホテルのレストランが便利です。

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