結婚が決まったら|入籍までの準備ガイド2026
結婚が決まってから入籍までにやることを、挨拶・顔合わせ・結納・婚姻届の順に整理。何から始めるか迷うふたりへの道しるべです。
Kevin HA結婚が決まったらまず「両親への挨拶→両家顔合わせ(または結納)→入籍」という3ステップが基本の流れです。ゼクシィ結婚トレンド調査2024年版によれば、挙式を含む総額の平均は343.9万円、招待客の平均人数は52.0人となっています1。ただし挙式・披露宴の前に、法的な婚姻関係を成立させる「入籍(婚姻届の提出)」をいつ行うかは、ふたりの考え方次第です。
このガイドでは、プロポーズから婚姻届提出、入籍後の各種手続きまでを時系列で整理します。各テーマの詳細は、このクラスター内の専門記事に委ねていますので、必要なページへのリンクも随所に設けています。
結婚が決まったら:最初の3か月でやること
**プロポーズ後の最初の行動は、まず双方の親への報告と挨拶の日取り決めです。**この順番を間違えると、後々の家族関係に影響することがあります。以下に、最初の3か月で押さえるべきタスクを時系列で示します。
プロポーズ直後〜1か月以内
- 自分の親への報告:まずそれぞれが自分の親に「結婚を考えている人がいる」と事前報告します。
- 相手の親への挨拶:男性側から女性側の親に挨拶するのが一般的な順序です。ただし現代では両家が同時に進めるケースも増えています。
- 日取り・会場の仮決め:顔合わせや結納の希望時期を、双方の親の都合と合わせて調整します。
1〜3か月以内
- 両家顔合わせ または 結納:両家の正式な顔合わせの場を設けます。現在は顔合わせ食事会が主流です(後述)。
- 婚約指輪の購入(希望する場合):顔合わせまでに準備するカップルが多いです。
- 結婚式の方向性を決める:挙式形式(神前式・チャペルウェディング・人前式など)、規模、時期、エリアの大枠を話し合います。
この時系列は目安であり、家庭によって大きく異なります。両家の意見を尊重しながら、ふたりで優先順位を決めることが最も重要です。
親への結婚の挨拶:準備と当日の流れ
**結婚の挨拶は「初対面の場」ではなく「結婚の承諾を得る場」です。**すでに交際を知られているケースでも、改めて正式な場を設けることが礼儀とされています。
挨拶の順番
一般的には「男性側の家→女性側の家」の順に、別日で挨拶を行います。地域や家庭によっては同日・同順序でないケースもありますが、事前に両方の親と相談して決めるのが無難です。
当日の準備チェックリスト
- 服装:清潔感のある服装(スーツまたはジャケット着用が基本)。派手なアクセサリーは控える。
- 手土産:1,500〜3,000円程度の菓子折りが定番。相手の好みや地域性も考慮する。
- 挨拶の言葉:「○○さんと結婚させてください」と明確に伝える。はっきりと意思を示すことが大切です。
- 自己紹介の準備:仕事・住まい・収入・将来の生活設計について、簡潔に話せるよう整理しておく。
挨拶の詳細なマナーや会話例については、両親への結婚の挨拶マナーと準備ガイドで詳しく解説しています。
両家顔合わせ:現代の主流スタイル
**両家顔合わせとは、両家の家族が初めて正式に対面する食事会です。**結納に比べてカジュアルで費用も抑えられるため、現在は大多数のカップルがこの形式を選んでいます。
顔合わせ vs 結納:どちらを選ぶ?
| 項目 | 顔合わせ食事会 | 略式結納 | 正式結納 |
|---|---|---|---|
| 実施率(目安) | 約9割 | 減少傾向 | ごく少数 |
| 雰囲気 | カジュアル〜セミフォーマル | セミフォーマル | フォーマル |
| 費用目安(会食のみ) | 1人5,000〜15,000円 | 別途結納品・結納金 | 結納金30万〜100万円以上 |
| 所要時間 | 2〜3時間 | 2〜3時間 | 2〜4時間 |
| 仲人 | 不要 | 不要(略式) | 必要(正式) |
| 結納金 | なし | あり(30万〜100万円) | あり(金額は地域慣習による)2 |
現代のカップルの多くは、結納の形式的な義務感よりも、両家がリラックスして交流できる場を優先します。顔合わせの準備から当日の流れ・費用分担については、両家顔合わせ食事会の完全ガイドをご覧ください。
顔合わせ当日の一般的な流れ
- 集合・着席(15分前には会場に到着)
- 両家の紹介(親族の自己紹介)
- 婚約のお披露目・指輪の交換(希望する場合)
- 食事・歓談(メインの時間)
- 記念撮影
- 会計・お開き
顔合わせには「しおり」を作成するカップルも増えています。両家のプロフィールや当日のスケジュールをまとめておくと、会話のきっかけになり場が和みます。
結納:伝統的な婚約の儀式
**結納は、婚姻を正式に取り交わす日本の伝統的な儀式です。**現代では省略するカップルが多いものの、家庭によっては今も重視されています。特に両家のどちらかが「結納を行いたい」という希望を持っている場合は、相手方の意向を丁寧に確認することが大切です。
結納の種類
正式結納:仲人(媒酌人)が両家の間を取り持つ、伝統的な形式。現代ではほぼ行われません。
略式結納:仲人なしで、当事者同士(両家のみ)で行う現代的な形式。料亭やホテルの個室で行われることが多いです。
地域による違い
関東と関西では結納の慣習が異なります2。関東は両家が結納品を互いに交換し、受け取った金額の半額を返す「半返し」が基本で、結納品は9品が正式です。関西は男性側から女性側への一方向が主流で半返しの慣習がなく、結納品は5品または7品が多いです。
地域ごとの結納品の構成・半返しの作法・関東式9品の中身などの詳細は、結納ガイドで解説しています。
結納金の相場
略式結納では、結納金として30万〜100万円の奇数金額を包むケースが多いとされています2。ただし地域・家庭・収入状況によって大きく異なるため、強制的な相場はありません。結納は「義務」ではなく、ふたりと両家が合意した上で選ぶものです。
結納の段取りや結納品の選び方については、結納の準備と流れガイドで詳しく解説しています。
入籍(婚姻届)の手続き完全ガイド
**婚姻届の提出は、法的に夫婦となる唯一の手続きです。**結婚式の挙行とは関係なく、婚姻届を出した日が法律上の「婚姻日」になります。
婚姻届に必要なもの
- 婚姻届(役場で無料配布):A3サイズ、全国共通様式
- 戸籍謄本(戸籍全部事項証明書):本籍地以外で提出する場合に必要(本籍地と同じ市区町村の場合は不要なケースあり)
- 証人2名の署名・押印:成人(18歳以上)であれば誰でも可3
- 本人確認書類:マイナンバーカード・運転免許証など(提出者本人のもの)
婚姻届の記入上の注意点
- 筆記用具は黒のボールペンを使用(鉛筆・消えるインクは不可)
- 訂正は二重線+押印が必要(修正液は使用不可)
- 新しい本籍地:日本国内の任意の住所を設定可能(思い出の場所なども選べる)
- 夫婦の氏(姓):日本では夫か妻どちらかの氏に統一する必要があります
提出先と受付時間
婚姻届は以下のいずれかで提出できます3:
- 夫または妻の本籍地の市区町村役場
- 届出人(夫または妻)の住所地の市区町村役場
- 一時的な所在地の市区町村役場(旅行先・出張先なども可)
受付は365日24時間対応しています。夜間・休日の提出は守衛室が受け付け、翌営業日に正式処理されますが、受理日は提出した当日の日付になります。記念日や大安など縁起の良い日を入籍日にしたいカップルは、夜間・休日提出を活用するとよいでしょう。
婚姻届の書き方の詳細・記入例・よくあるミスについては、婚姻届の書き方と入籍手続きの完全ガイドをご覧ください。
挙式形式の選択:神前式・チャペル・人前式
**日本の挙式形式は大きく3種類に分かれます。**どの形式を選ぶかは、ふたりの価値観・宗教観・招待する人数・予算によって異なります。
3つの挙式形式の比較
| 形式 | 特徴 | 向いているカップル | 費用感(挙式のみ) |
|---|---|---|---|
| 神前式(しんぜんしき) | 神社で三三九度などの伝統儀式を行う。和の厳粛な雰囲気 | 日本の伝統を重視したい、和装にこだわりたい | 10万〜30万円程度 |
| チャペルウェディング(教会式) | キリスト教の礼拝堂や結婚式場のチャペルで行う。白いドレスが映える | 華やかな演出・白無垢よりドレスを着たい | 15万〜40万円程度 |
| 人前式(じんぜんしき) | 宗教色なし。参列者全員が証人となる形式。会場・演出の自由度が高い | 宗教にとらわれず自由なスタイルにしたい | 式費用は低め、演出次第 |
ゼクシィ結婚トレンド調査2024年版では、約9割のカップルが「結婚式は二人の価値観に合わせ、定番にとらわれず自由に実施すればよい」と回答しており1、形式の選択も年々多様化しています。
神前式の詳細(費用・流れ・和装の選び方)については、費用クラスターの結婚式の費用・相場ガイドでも取り上げています。
入籍後の手続きリスト
**入籍後は、名義変更と各種届け出を速やかに行う必要があります。**氏(姓)が変わる場合は特に手続きが多く、順序を誤ると次の手続きに進めないことがあります。
優先度別の手続きリスト
最優先(入籍後1〜2週間以内)
| 手続き | 窓口 | 必要なもの |
|---|---|---|
| 住民票の氏名・住所変更 | 市区町村役場 | 婚姻届の受理証明書、本人確認書類 |
| マイナンバーカードの記載変更 | 市区町村役場 | マイナンバーカード |
| 運転免許証の住所・氏名変更 | 警察署または運転免許センター | 新しい住民票、旧免許証 |
重要(入籍後1か月以内)
| 手続き | 窓口 | 必要なもの |
|---|---|---|
| 銀行・郵便局の口座名義変更 | 各金融機関 | 通帳、新旧の本人確認書類 |
| クレジットカードの名義変更 | 各カード会社(郵送・オンライン) | 申請書類、住民票 |
| 健康保険・年金の手続き | 会社の人事部または役場 | 婚姻届受理証明書または住民票 |
| パスポートの更新(氏名変更の場合) | パスポートセンター | 戸籍謄本、写真等 |
住所変更を伴う場合は転出届・転入届も必要です。住民票の変更を最初に完了させると、その後の手続きがスムーズになります。
結婚準備の費用感:どの段階でいくらかかる?
**入籍までの準備費用(挙式前)は、顔合わせ・結納・婚約指輪が主な支出です。**挙式・披露宴の費用とは別に、事前の準備段階でも一定の費用が発生します。
入籍前の費用目安
| 項目 | 費用目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 婚約指輪 | 30万〜50万円 | 省略するカップルも増加 |
| 両親への挨拶(手土産×2回) | 3,000〜6,000円 | 菓子折り程度 |
| 顔合わせ食事会(1人あたり) | 5,000〜15,000円 | 両家人数による |
| 略式結納(結納金) | 30万〜100万円 | 省略する場合は0円 |
| 婚姻届の取得・提出 | 無料 | 戸籍謄本取得に数百円 |
挙式・披露宴を行う場合の総額平均は343.9万円(ゼクシィ結婚トレンド調査2024年版)1ですが、この数字は挙式・披露宴の会場費・衣装・料理・装花などをすべて含んだ金額です。
結婚式全体の費用と節約ポイントの詳細は、結婚式の費用・相場ガイドをご覧ください。
入籍までのスケジュール例(標準的な6か月プラン)
**結婚が決まってから挙式まで平均6〜12か月かかるといわれています。**以下は6か月で進める場合の標準的なスケジュール例です。
| 時期 | やること |
|---|---|
| M月(決意) | 双方の親への報告、挨拶日程の調整 |
| M+1か月 | 両親への挨拶(男性側→女性側の順)、婚約指輪の検討 |
| M+2か月 | 両家顔合わせ(または結納)の実施、結婚式の形式・規模の検討 |
| M+3か月 | 式場見学・仮予約、ゲストリストの草案作成 |
| M+4か月 | 式場本予約、招待状の準備(発送は挙式3か月前が目安) |
| M+5か月 | 婚姻届の記入・証人への依頼、入籍日の確定 |
| M+6か月 | 婚姻届を提出(入籍)、挙式当日 |
このスケジュールはあくまで一例です。ふたりのペース、両家の都合、希望する式場の予約状況によって大きく変わります。
プロポーズ:タイミングと言葉の準備
**プロポーズは「いつ・どこで・何を言うか」の3点が鍵です。**相手が感動するプロポーズに「正解」はありませんが、相手の価値観・好み・生活リズムに合わせることが最も重要です。
プロポーズのタイミングと場所
相手が驚きすぎず、かつ感動できる場面を選ぶことが大切です。レストランの個室・思い出の場所・旅行先などが定番ですが、日常の何気ない瞬間を選ぶカップルも増えています。
- サプライズ派:誕生日・記念日・旅行先での演出を好む相手に
- 事前相談派:将来設計について日頃から話し合っているカップルに多い
プロポーズの言葉
「一緒にいてください」「結婚してください」など、明確な意思を伝える言葉が基本です。長い演説より、短くても真剣な一言が心に響きます。
プロポーズのシチュエーション選びや言葉の準備については、プロポーズの完全ガイドで詳しく解説しています。
まとめ:入籍までの流れを整理する
**結婚が決まったら「挨拶→顔合わせ→入籍」の3ステップが基本です。**各ステップには準備・段取りが必要で、両家の意向を尊重しながら進めることが円滑な結婚準備の鍵となります。
このクラスターで解説していること
このガイド(ハブ記事)では全体像を俯瞰しました。各テーマの詳細は以下の専門記事をご覧ください:
- 両親への結婚の挨拶マナー:挨拶の順番・手土産・言葉の準備
- 両家顔合わせ食事会のガイド:場所・費用・しおり・流れ
- 結納の準備と流れ:結納品・結納金・地域差
- 婚姻届の書き方と入籍手続き:記入例・注意点・入籍後の手続き
- プロポーズの完全ガイド:タイミング・言葉・指輪のこと
結婚式の準備全体を一覧したい場合は、結婚式準備の進め方ガイドもあわせてご覧ください。
出典・参考文献
Footnotes
-
リクルートブライダル総研, ゼクシィ結婚トレンド調査2024年版, 2024. https://souken.zexy.net/research_news/marriage-wedding/trend.html ↩ ↩2 ↩3
-
ウィキペディア日本語版, 結納, 閲覧2026年6月. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%90%E7%B4%8D ↩ ↩2 ↩3
-
ウィキペディア日本語版, 婚姻届, 閲覧2026年6月. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A9%9A%E5%A7%BB%E5%B1%8A ↩ ↩2
よくある質問
結婚が決まったら最初に何をすればいい?
両親への結婚の挨拶はいつすればいい?
顔合わせと結納はどちらを選ぶべき?
結納金の相場はいくら?
婚姻届はどこで受け取れる?
婚姻届の証人は誰でもいい?
婚姻届はいつでも提出できる?
入籍後の手続きで優先度が高いものは?
顔合わせ食事会の費用は誰が払う?
入籍日と結婚式は同じ日にしなくていい?
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